2017-06

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失認②

こんばんわ。先週に引き続き、失認について書きたいと思います。



前回失認には2つのタイプがあり、病態失認・身体失認、そして空間性の注意障害に非空間的要因が加わっているというお話を掲載させて頂きました。



まず空間性注意についての補足を少し。



Mesulamは、空間性注意について、右大脳半球は左右の空間に注意を方向付けられるが、左大脳半球は右側空間にのみ注意を方向付ける機能が主であると報告しています。



そのため、右大脳半球を損傷することで、左側空間への注意を方向付ける機能が欠損し、知覚と運動が右側へと偏位することで左側を無視すると考えらています。



自分は実際に臨床場面でUSNをお持ちの方と接する中で、初めのうちは何をしていったら良いかわからないというのが本音でした。



ただ診ていく視点はあまり変わらないと思います。



よくその人の行動を観察して、その人の話をよくよく聞いて、治療のポイントを押さえたり、ヒント得たりしています。その中でご本人の「気づき」に着目することが多いです。



自分が関わりの中でよく参考にしている回復段階について少し紹介します。



USNの回復過程は段階(富永,2006)があります。

1.主観的にUSNが存在しない状態

2.視空間に見えない(認識できない)空間の存在を知る

3.体験的に左側空間への気づきが芽生えが生じる

4.意識的に左側空間への「新しい気づき」が生じる

5.意識的に抑制していた注意を半ば無意識的に制御しはじめる



これを初めて見つけて読んだとき、これは何を言っているのか?と思いました。



例をあげると



1は、ご本人の中に気づきが全くない状態を指します。



2は、他人からの指摘によってご本人が見えない空間があることを知った状態です。
まだこの段階ではご本人から「気づいて」はいません。



3は、ご本人が移動中に壁にぶつかって進めない。または転びそうになったなど、リハビリやADLの中での実体験をして見えない空間に気づく状態を指します。



4は、3までの実体験により得られた気づきを元に自ら修正をかけようとしている状態です。
ここまでくるとリハビリ場面で行っていたことがADLでも般化されてくることが多い気がします。



5は、ご本人が意識的に行ってきたものが、無意識化でも行えてくる状態です。



自分は患者さんがこの段階のどこに属しているのかをみながら、セラピー中の言葉かけや促し方を変えていきます。またADL上での関わり方や注意点などを病棟やご家族に指導するように心がけてます。



次回は実際のセラピーについて少しお話できたらと考えています。



今日はこの辺で。





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