2017-10

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レスペラント反応

お世話になっております。


金曜日担当の山口です。


本日、2月28日は「バカヤローの日」とされています。これは、1953(昭和28)年に当日の首相である吉田茂が衆議院予算委員会で、西村栄一議員の質問に対し興奮のあまり、「バカヤロー」と発言し、これがもとで衆議院が解散しました。俗に言う「バカヤロー解散」です。


ただ、言いたいことも中々言えない世の中でありますが、そのような場でバカヤローと言える度胸は素晴らしいと感じます。




話は変わり、今回は“レスペラント反応 ”について考えていきたいと思います。




前回に“レスポンデント条件”と“オペラント条件”について記載しました。




スキナーはこれらの条件をそれぞれ反応と分類しており、“レスポンデント反応”は〈生理的反射〉〈無意識的〉〈内蔵系の反応〉で説明しており、“オペラント反応は”〈意図的反応〉〈意志的〉〈筋骨格系の反応〉で説明しています。




しかし、この2つの概念で説明してしまうと当てはまらない反射反応が存在してしまいます。




生理的な反射でもあり、意図的にも反応できるもの。




それが、“レスペラント反応”です。




レスペラント反応はレスポンデント反応とオペラント反応の両方の性質を備えており、別々かつ混在して現れることかができる反応です。




レスペラント反応には分類できる反応群があり、呼吸、筋、発声、姿勢など様々な分野でその反応は起きています。




今回はその中でも『対人距離と接触 』に関して考えてみます。




“対人距離”とは動物でいうと縄張りで、通常はパーソナルスペースと言われているものだと思います。




これは自身の中の人間関係により反射的にも意識的にも距離が決定するため“レスペラント反応”と言われています。




距離が近くなっていくほど瞬きが多くなったり、視線を逸らす回数が増えたり、また前に人が立った時には1人で立っているよりも前後方向に動揺が大きくなるという研究結果もあります。




そのため対人距離も心理的な影響が関わってくることになります。




さらに、“対人接触”とは、言葉の通り身体の接触です。




対人接触は意図的に変えられるものでもありますので“オペラント反応”でもありますが、年齢層や性別で無意識に反射してしまうこともあるため“レスポンデント反応”の性質もあるたと言われています。そのため、“対人接触”は“レスペラント反応”となります。




対人接触は年齢層や性別、発達や触り方でも心理的影響に関わってきます。




例えば、臨床の現場で考えますと触り方で手掌で把持するのと指を立てて把持するのでは快感、不快感など心理に与える影響は変わると思います。




また、対人接触の始まりは母子との間で始まると言われていますが、発達段階では小学生を境に身体接触が減少していきます。




幼児期や児童期は両親とな接触を必要とするものとされていますが、思春期と言われる時期を境に必要としないものに置換されてきます。




これらのことから対人接触は意図的かつ無意識に心理的側面に影響を与えると思います。




そのため『対人距離と対人接触』は成人の中では避けられるものでもありますが、関わりとしては関係性の中の中核を担う反応でもあると思います。




理学療法を通じて関わる際は、対人距離の環境を整え、対人接触の方法を1人1人別物として考え、介入していくと対象者の満足度が得られると考えています。




今回はこの辺りで失礼します。


次回もまた宜しくお願いします。





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