2017-10

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動くためには動機が必要

お世話になっております。


金曜日担当の山口です。


本日、2月21日は『漱石の日』とされており、文部省が夏目漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対し、漱石は「自分には肩書きは必要ない」として、1911年の2月21日に博士号を辞退したようです。


自分自身に強い信念がないと言えない言葉だと思います。




話は変わり、今回は心の発生について考えていきたいと思います。




人は生理的な反応から始まり、体動、動作、行為と繋がっていきます。




生理的な反応は無意識下で生じる動作ですが、行為まで達するとそこには“動機”という心理的側面が加わっていきます。




臨床の中でもただ目的もなくリハビリを提供するのではなく、ある行為や主訴に付随する“動機”について考えながら理学療法を展開していると思います。




有名なスキナーの研究に「レスポンデント条件付け」と「オペラント条件付け」というものがあります。




「レスポンデント条件付け」というのは、有名なところで言うと“パブロフの犬の実験”です。




これは、餌を口にすると唾液が出るという無条件反射の中に、音という条件刺激を加えることによって条件反射に置き換えるといった内容ですが、条件反射は同一の刺激を与え続けないと消失してしまいます。




一方の「オペラント条件付け」というのは、有名なところで言うと“回避条件付けの実験”があります。




これは行き来できるような二分割されてる部屋にいるネズミに電気刺激を音がなったら与えると言った内容です。




回数を重ねるごとにネズミは音がなっただけで電気刺激を受けることもなく回避できるようになり、またこの反応は消えることも少ないとされています。




この2つの条件付けの違いは反応が持続するかどうかであり、何故回避条件付けの方は持続するかと言ったら、そこには“ポジティブな結果”と“動機”が必要であると言われています。これが心の発生に繋がります。




不快感や恐怖心を打ち消す動機が動作や行為を達成するためには必要だと言うことです。




これらは動物実験ですが、これらには“脳”の存在が関わっています。後者の「回避条件付け」は脳の無い動物には生み出されないようです。




つまり、不快感を快感に変える“心理”と条件を記憶していく“脳”の存在が相互に関わることで体動が動作や行為に発展していくと感じています。




また、以前にアフォーダンスについて記載したことがありますが、ヒトや動物は環境に対応するため動くものであると考えられており、その動きがあるから心が発生したと言われています。




臨床の現場においてもネガティブになっている方も少なくないと思います。




関わる方の言葉に傾聴し、共有しあえることが、動機を持った目的行動になり、自分自身で体調を整えられる内的な環境作りに繋がると考えています。




今回はこの辺りで失礼致します。


次回もまた宜しくお願いします。




【アナウンス】


【頭頸部におけるリハビリテーションの基礎から臨床応用】
   ~慢性痛治療から頭頸部と全身の関係性~


頭頸部の治療に苦手意識を感じていませんか?


以下にあてはまる項目がある方には本勉強会に参加されることを強くオススメ致します。

☑どのような患者様に対しても同じような治療になってしまう。

☑「今さら聞けない」基本的な知識の確認、勉強をしたい。

☑基礎知識を臨床に応用する方法がわからない。

☑頸部痛に対しての治療方法を知りたい。

☑頭頸部の動きをどのように見ていいかわからない。

☑職場環境から、自身の考え方を発信・共有できる仲間が少ない。
                  

今回の勉強会では頭頸部に焦点を当て、慢性痛に対するアプローチを運動療法・徒手療法のみでなく、
『患者様が療法士になれる』自己効力感を与えるアプローチ方法について考えていきます。
また、頭頸部・眼球運動から全身に与える影響について解剖生理学・運動学を用いて学習していきます。



これまで触れてこなかった頭頸部に対するリハビリテーションを体感しませんか?


‐演題‐

第1部 10:30~12:30 〝眼球運動と頭頸部アライメントに着目したアプローチ ~慢性期からスポーツリハビリテーションまでの応用~”
加藤 秀和 先生


第2部 13:40~15:40 『患者様が療法士になれる』自己効力感を与える慢性痛理学療法 〜頭頸部編〜
江原 弘之 先生


平成26年2月23日(土)10:30~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


【お申し込み】
コチラ




※残席が少なくなってきています。
~ステップアップセミナー~

【女性限定】内部環境調整セミナー


【脳血管障害における姿勢と動作の再構築】


【「骨盤・体幹部」「頚部・胸郭」の重要ポイントと評価・治療 】






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《監修》
松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
輪違 弘樹(株式会社エバーウォーク)

《執筆者一覧》
上田 泰久(文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科助教)
『姿勢・動作分析から展開する頚椎疾患の理学療法』


松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
『動作に影響する経絡アプローチ』

加藤 秀和(株式会社エバーウォーク)
『骨盤帯・胸郭から考える肩関節疾患』


佐々木 隆紘(二宮整形外科皮フ科)
『足関節捻挫後のアプローチ〜自然治癒力を引き出す〜』


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