2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

pusher

こんばんは。木曜日担当 大山です。

寒い日々が続いていますが、風邪に気を付けていきたいところですね。

今日は姿勢定位障害の中でもpusherに注目してみようと思います。



pushingは脳卒中急性期に多くみられる現象ですね。

自らの非麻痺側上下肢を床や座面を押すことに使用し、姿勢を正中位にしようと他者の介助に抵抗する特徴的な現象です。

pusher現象が出現している状態では歩行の獲得、座位、立位姿勢保持、移乗などの動作にも影響を及ぼしADL自立は困難となります。


pushingの評価としてSCP、pusher評価チャートが紹介されていると思います。

しかしこれらの評価を行う以前にスクリーニングテストとしてpusherを評価することができます。


【方法】
座位でpushingが疑われる場合、特徴的なleg orientationの観察を行います。

足底が床につかない端坐位において通常、バランス不良例であっても体感が正中である際には下垂した下腿は正中位になるはずです。

しかしpusherの場合端坐位で体幹が正中位になった際に、非麻痺側の下腿が外旋し、体幹が麻痺側に傾斜している際に下腿は正中位をとるという反応をしめします。



pushingの予後としては時間経過とともに消失していく例が多いです。

pushingを伴う場合と伴わない場合とでは最終的なADLの利得は差はあまりありません。

しかしpushingを伴う場合は回復が遅延することが報告されています。


pushingに対する理学療法の概念として

①直立姿勢の知覚的な異常を理解させる。

②身体と周辺環境との関係を視覚的に探究する。そして患者自身が直立かどうかを認識させる。

③垂直位に到達するために必要な動きを反復学習し、静的な状態で保持できるようにする。

④他の活動を行っている間も垂直位を保てるようにする。



また、押すこと自体を抑制する工夫も必要です。

例えば、移乗動作時であれば非麻痺側方向へ移乗を行う場合、非麻痺側が軸足になるで“押す現象”を助長させてしまいます。

要は上肢を押すことに使用させないため、アームバーに手を伸ばすのではなく、介助者の首や腰部に手を回すことで移乗動作の介助量が軽減します。

立位や歩行時のpushingへの対応も同様です。

傾斜を自覚するように視覚や言語によるフィードバック、リーチ課題などから非麻痺側への自動運動といった課題を設定することで抑制することができます。




突然ですが私は身長155cmで、学生の頃から介助方法やアプローチ法にすごく困っていました。

今でも体格差で困ることが多いです。

そういう事で悩んでいる方もいると思います。

今担当させていただいている患者様でpusherの方がいます。

身長差は約20cmで、背伸びしながら訓練することもあります。

でも病態を把握することで、ヒントを得て介助方法が楽になり誘導方法もコツを掴めるようになりました。

まだまだ患者様に不安を与えてしまうようなトランスファーかもしれませんが、力任せの介助ではなく、訓練に則した移乗を行うことが大事だと思います。

背の低い方、あきらめないでください!笑


最後まで読んでくださりありがとうございました。

失礼します。



【NEW!!アナウンス】


【頭頸部におけるリハビリテーションの基礎から臨床応用】
   ~慢性痛治療から頭頸部と全身の関係性~


頭頸部の治療に苦手意識を感じていませんか?


以下にあてはまる項目がある方には本勉強会に参加されることを強くオススメ致します。

☑どのような患者様に対しても同じような治療になってしまう。

☑「今さら聞けない」基本的な知識の確認、勉強をしたい。

☑基礎知識を臨床に応用する方法がわからない。

☑頸部痛に対しての治療方法を知りたい。

☑頭頸部の動きをどのように見ていいかわからない。

☑職場環境から、自身の考え方を発信・共有できる仲間が少ない。
                  

今回の勉強会では頭頸部に焦点を当て、慢性痛に対するアプローチを運動療法・徒手療法のみでなく、
『患者様が療法士になれる』自己効力感を与えるアプローチ方法について考えていきます。
また、頭頸部・眼球運動から全身に与える影響について解剖生理学・運動学を用いて学習していきます。



これまで触れてこなかった頭頸部に対するリハビリテーションを体感しませんか?


‐演題‐

第1部 10:30~12:30 〝眼球運動と頭頸部アライメントに着目したアプローチ ~慢性期からスポーツリハビリテーションまでの応用~”
加藤 秀和 先生


第2部 13:40~15:40 『患者様が療法士になれる』自己効力感を与える慢性痛理学療法 〜頭頸部編〜
江原 弘之 先生


平成26年2月23日(土)10:30~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


【お申し込み】
コチラ




※残席が少なくなってきています。
~ステップアップセミナー~

【女性限定】内部環境調整セミナー


【脳血管障害における姿勢と動作の再構築】


【「骨盤・体幹部」「頚部・胸郭」の重要ポイントと評価・治療 】






電子書籍「若手セラピストのための整形外科アプローチ」好評発売中!

《監修》
松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
輪違 弘樹(株式会社エバーウォーク)

《執筆者一覧》
上田 泰久(文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科助教)
『姿勢・動作分析から展開する頚椎疾患の理学療法』


松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
『動作に影響する経絡アプローチ』

加藤 秀和(株式会社エバーウォーク)
『骨盤帯・胸郭から考える肩関節疾患』


佐々木 隆紘(二宮整形外科皮フ科)
『足関節捻挫後のアプローチ〜自然治癒力を引き出す〜』


磯谷 隆介(医療法人社団遼山会関町病院
)
『肩関節疾患における肩甲帯の動きを大腰筋から構築する』

稲垣 郁哉(広尾整形外科リハビリテーション科)
『上肢運動連鎖と理学療法』


今井 良輔(済生会 若草病院
)
『膝関節の過伸展を伴う不良姿勢に対するセルフエクササイズ』

《ブックデザイン・イラスト》
西嶋 大樹(SESSION)

詳細・購入はコチラ
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://miraireha.blog.fc2.com/tb.php/386-7d18ffb2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

フリーエリア

カテゴリ

みんなの輪~未来リハ研究会~ (40)
運動器リハ (31)
脳卒中 (19)
評価 (26)
臨床実習 (12)
PT・OT国家試験 (8)
摂食嚥下 (17)
ペインクリニック (19)
成功哲学 (12)
未分類 (18)
体軸と発達 (16)
EBM (1)
研究 (2)
マネジメント (0)
秘伝 (11)
体軸理論 (5)
発表 (1)
身体図式と姿勢制御 (6)
ACL関連 (4)
上肢の理学療法 (17)
栄養 (2)
リハビリ革命 (2)
学会 (2)
解剖学 (15)
運動制御 (11)
その他 (13)
歩行訓練 (4)
歩行 (4)
自費診療 (4)
急性期 (6)
関節可動域 (2)
臨床推論 (4)
顎関節 (7)
コミュニケーション (3)
書籍紹介 (3)
心理 (4)
THA (1)
視覚 (4)
勉強会 (2)
PNF (7)
注意 (3)
大学院 (1)
ボディーイメージ (2)
身体の表現 (1)

プロフィール

みんなの輪~未来リハ研究会~

Author:みんなの輪~未来リハ研究会~
当会の目的

1.縦の繋がりはもちろん、同世代のセラピストの横の繋がりを構築する。

2.個々のレベルアップの場とし、日々の臨床・研究・教育の場で活かす。

3.他分野の方との、繋がりを作る。


職種を超えた輪を作り、より良い未来を創っていきたいと思っております。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カウンター

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。