2017-06

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呼吸の運動療法

こんばんは、木曜日担当大山です。

今年の成人式は晴れてよかったですね(東京)w

寒い日はこれからが本番ですね、体調管理に気を付けていきたいところです。


今日は呼吸について勉強したのでお話したいと思います。



まずは運動療法の基本的な考え方から。



①運動に対する不安感・恐怖感を解消させること
多くの患者様は呼吸困難の増悪を恐れて、運動を避ける傾向があります。
想像してみてください…怖くないですか?
ですので、どのような運動様式であれ各々患者様に合った運動強度・種類を選択し、体を動かすことに慣れることが大切です。


②個別性を重視する
慢性呼吸器疾患患者は、肺機能が同レベルでも呼吸困難、運動能力には個人差があります。
各個人の運動能力に合わせて運動療法を処方することが大切です。


③日常生活上のニーズを把握した運動トレーニング立案
運動療法は、患者様の日常生活に役立つことが大切です。
生活様式、住環境、職業によって異なります。


④下肢運動による全身持久力トレーニングを中心としたプログラム立案
運動療法において、下肢運動による全身持久力トレーニングの有用性はエビデンスはもっとも高く、多くのガイドラインで推奨されています。


⑤FITTを明確にすること
頻度(Frequency)、強度(Intensity)、持続時間(Time)、種類(Type)


以上が基本的な考えとされています。

全身持久力トレーニングは上肢や下肢で様々な方法があります。

平地歩行や階段昇降、エルゴメーターetc…

難しいのは運動強度です。

修正BorgスケールやMets、心拍数など指標はあります。

通常であれば、運動強度の決め方として運動負荷試験でVO2peakにより運動強度を求めることが望ましいですが、機器
が高価なため所有する施設は限られています。

最近ではフィットネスクラブでも導入されているようですが、私の病院にはありません。。。

ですので、自覚症状・心拍数・フィールド歩行試験(6分間歩行試験、シャトルウォーキング)から運動強度を求めます。

また、修正Borgスケールを取りながらトレーニングを行います。

非監視下の運動では3~4での運動トレーニングがより安全で効果的であるとされています。

SpO2を測定すればなお安全です。

フィールド歩行試験を行う場合、予測VO2peakの算出が必要です。これは予測式があります。でもあくまでも予測です。

また、心拍数を指標とする場合はHRmax法かHRR法(Karvonen法)があります。

しかし慢性呼吸器疾患では反応が異なるため、必ずしも適切な指標とならないのが欠点でもあります。



実際の臨床では、VO2peakを求めるのは難しいことが多いです。

良く指標にしているものは、HRmax法、修正Borgスケール、運動時の心拍数、SpO2モニタリングです。

これらを用いて評価し、在宅のprogramにもつなげていく必要があります。

しかし、心拍数を基準にする場合は薬剤(βブロッカー等)の使用している患者様には適切な指標にはなりませんので注意が必要です!


COPD患者における筋力トレーニングの効果として、筋力・筋持久力の増大、筋断面積拡大、筋肉内の代謝機能改善が挙げられます。

また、呼吸筋トレーニングの適応として重度の呼吸困難感、高いモチベーション、重度の過膨張や横隔膜の平底化をきたしている中等度~重度の呼吸障害となっています。

たとえば、吸気抵抗負荷法や腹部重錘負荷法が挙げられます。(方法は文字通りです)

呼吸運動療法は入院中だけではなく、自宅でも続けていく必要が高いです。




ですので、非監視下の運動のプログラム立案は

・在宅でできる自己管理下での運動トレーニングを作成

・柔軟性、全身持久力、筋力などのトレーニング内容を具体的に指示する必要がある。運動強度に関しては、非監視下であり安全性が重視される必要がある。

・歩行練習を行う場合は、歩行距離と歩行時間の目標を明確にする。歩数計の利用が活動度の指標としては有用

・自覚症状、運動内容を記載を利用し、医師PTなどのスタッフが評価する。


これらが大切だと考えます。

入院中から在宅でも取り入れられる運動療法を患者様と一緒に考えていくことも必要なのではないでしょうか。


本日はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございます。



【NEW!!アナウンス】


【頭頸部におけるリハビリテーションの基礎から臨床応用】
   ~慢性痛治療から頭頸部と全身の関係性~


頭頸部の治療に苦手意識を感じていませんか?


以下にあてはまる項目がある方には本勉強会に参加されることを強くオススメ致します。

☑どのような患者様に対しても同じような治療になってしまう。

☑「今さら聞けない」基本的な知識の確認、勉強をしたい。

☑基礎知識を臨床に応用する方法がわからない。

☑頸部痛に対しての治療方法を知りたい。

☑頭頸部の動きをどのように見ていいかわからない。

☑職場環境から、自身の考え方を発信・共有できる仲間が少ない。
                  

今回の勉強会では頭頸部に焦点を当て、慢性痛に対するアプローチを運動療法・徒手療法のみでなく、
『患者様が療法士になれる』自己効力感を与えるアプローチ方法について考えていきます。
また、頭頸部・眼球運動から全身に与える影響について解剖生理学・運動学を用いて学習していきます。



これまで触れてこなかった頭頸部に対するリハビリテーションを体感しませんか?


‐演題‐

第1部 10:30~12:30 〝眼球運動と頭頸部アライメントに着目したアプローチ ~慢性期からスポーツリハビリテーションまでの応用~”
加藤 秀和 先生


第2部 13:40~15:40 『患者様が療法士になれる』自己効力感を与える慢性痛理学療法 〜頭頸部編〜
江原 弘之 先生


平成26年2月23日(土)10:30~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


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『骨盤帯・胸郭から考える肩関節疾患』


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