2017-08

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痛みについて

火曜担当の武井です。



今日は実習にきている学生さんの症例発表がありました。
疼痛評価について質問してみたのですが、ぱっとした答えは帰ってこず
質問はしましたががうまく学生の思っていることを引き出せないのは
自分でも疼痛に対する理解が曖昧だと思い、教科書を開いてみました。


皆さんも「痛み」について考えてみましょう。



そもそも、痛みとは・・

理学療法ハンドブックには
触ったり、圧迫されたりする時に作用する神経系と同じ感覚神経系に支配されるもの、
生体の防衛機構を維持するうえで重要な感覚、とあります。



また、痛みは発生機序により①侵害受容性疼痛、②神経因性疼痛、③精神心因性疼痛に分類されます。
侵害性疼痛は皮膚や粘膜の痛みである表面痛と骨膜・靭帯・関節包・腱・筋膜・骨格筋の痛みである深部痛に分けられます。


整形外科疾患患者を診る方は多くがこの深部痛を評価しているのではないでしょうか。



学生さんの場合、評価するのはどこが痛くて、どんな痛みで、いつそれが起こるのかをVASやNRSなどで評価する場合が多いのですが、それは主観的評価に過ぎません。VASやNRSで数値化したからと言って原因がわかるわけではないですよね。


しかし、痛みは「感覚」であり定量化することが困難です。
だからこそ丁寧な問診から痛みの部位、発現動作、頻度、発症からの期間を聞きとり、その部位を触りながら探る必要があります。


痛みには急性痛と慢性痛があります。
急性痛では交感神経活動が優位となり、心拍数や心拍出量の増加、血圧上昇、発汗などの症状が見られます。
慢性痛では食欲減退、精神面の低下、痛みに対する耐久性の低下が起こり、リハビリを施行する上で障害となることも多いのではないでしょうか?


また、痛みには一次痛と二次痛があります。
一次痛は侵害刺激を受けた直後に感じる痛みであり、鋭い・刺すような痛みです。
二次痛は少し遅れて感じる鈍いうずく痛みです。


患者が痛みの部位を指で刺せるようであれば痛みの部位は限局しており、発症からの期間は短いと想定できますが、

緊張が高く掌でさするほど広範である場合はたいてい慢性化していることが想定できます。

月曜日のブログでは佐々木さんが骨も治療対象となることをお話ししてくださいましたが、まず学生さんや新人さんで行き詰っている人は自分がセラピストとして可能な治療対象をもう一度確認しましょう。

筋や結合組織を見てみましょう。触ってみましょう。

臥位でどんな場合痛みが生じるのか、筋に刺激を入れましょう。
座位・立位ではどうか、動作時はどうかと動きを入れたうえで再現性があるのか確かめてみてはどうでしょうか。



筋の持続的な収縮は筋血流量が減少し、発痛物質であるブラジキニンの血中濃度が上昇し、侵害受容器を興奮させます。また、このブラジキニンは自身で痛覚増強物質であるプロスタグランジンの産生を促してしまいます。


ということは、アライメントが崩れ、常に短縮状態になっている筋はどうなるでしょうか。
無理な動作が引き起こす筋の血流障害は疼痛の原因となるのではないでしょうか?


問診での評価、VASやNRSでの評価だけでなく、視診・触診・ROM・MMT・姿勢・動作分析があっての疼痛評価となるのです。


何事も「理論的な繋がり」というのは大事だと学生を通して私も学ばせてもらっています。


今日はそんなところです。

まとまりのない文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました*






【NEW!!アナウンス】




【機能障害に対するリハビリテーション開始前に考えるべきポイント】
   ~解剖・生理・運動学に基づいた臨床展開~


今回の勉強会では若手セラピスト向けに、教科書的思考からの脱却を目指して臨床に即した考え方を学んで頂きます。

関節可動域制限や筋力低下に対する評価・アプローチは学生時代にも習ったかと思いますが、それだけでは臨床では効果が中々出ません。
その理由は、筋力低下や可動域制限というのは結果でしかないからです。
その機能障害を引き起こした原因を探し、アプローチしていく必要があります。

みなさんは1本の肋骨のわずかな歪みによって、筋力が発揮されなくなることをご存知ですか?
アライメントを僅かに修正するだけで、ストレッチなどを施さなくても緊張が解放され、関節可動域が改善されることをご存知ですか?

筋力低下や関節可動域制限を引き起こす原因を、解剖・生理・運動学をベースに考えて学んでみませんか?



‐演題‐

第1部 14:00~15:30 “筋力訓練以前に確認しなければならない5つのポイント ~原因探求とMMTの応用法~”
佐々木 隆紘 先生

第2部 15:40~17:10 “バイオメカニクスからみた姿勢と動作 〜関節の動きを考え、姿勢とリンクさせる〜” 
加藤 秀和 先生

平成25年12月14日(土)14:00~17:10
場所:東馬込しば整形外科
費用:4000円
定員:20名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)

※同日夜に行われる、みんなの輪大忘年会にご参加の方は、本勉強会費を2000円で案内させていただきます。

【お申し込み】
コチラ





【解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技】



学生時代に学んだ解剖学の知識を臨床に活かせていますか?

自分の学んだテクニックを最大限活用する。

臨床において最も重要な、“ヒトの診方”や“考え方”を学ぶ事で適切な治療手技の選択する事が可能となります。


解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技をテーマに、全5回のセミナーです。

本コースは養成校やリハビリ関係のセミナーでは教えてもらえない“人間の組織の質感”を感じ取りながら、テクニック以前に必要な臨床での考え方や組織の状態把握など、セラピストとしてのベースアップになるような内容になっています。それらを理解したうえで組織にアプローチを施しす実技練習も十分に行いますので、より臨床に即した手技を身につける事ができます。


より臨床的な解剖生理学の活かし方をお伝えします。



【プログラム】


平成25年11月23日(祝)
10:00〜15:00


~各論④ 評価編~



【内容】
姿勢から制限部位の予測
筋膜制限の評価
液体的視点から制限部位の見つけ方
組織との対話
優先順位のつけ方

その他、実技を進めていく上で必要と思われる評価・治療法は随時お伝えします。


【会場】
東京都内施設
詳細は、お申込者様に追って連絡差し上げます。

【受講費】
 10,000円

【定員】
 20名


【お申し込み】
コチラ







【女性限定】内部環境調整セミナー
   〜骨盤・股関節を中心に〜



患者様の訴えるむくみや冷えを放置してしまってはいませんか?
むくみや冷えとは一体どのようにして起こるのか?
どの様にすれば、むくみを防ぎ治療効果を向上させることが出来るのか…

それは、患者様の内部環境に目を向け、むくみや冷えを引き起こしている原因を見つけ出し、そこに対してアプローチしていかなければいけません。

今回は、股関節や骨盤帯を中心に身体内部環境を整えるために必要な
☑機能解剖
☑内部環境の調整法
☑股関節・骨盤帯機能の調整法
を学びます。

内部環境を調整したうえで、より機能的な骨盤・股関節にするための調整法も併せて行う事でこれまでよりも1歩踏み込んだ骨盤周囲の機能改善を目指します。


【日時】
2013年11月25日(月)
    12月9日(月)
いずれも 19:00~21:00


【場所】
墨田区周辺施設


【講師】
 熱海優季 先生

【お申し込み】
 コチラ



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