2017-10

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骨折後の徒手療法



こんばんは。


佐々木です。




みなさん、骨折後の方を担当したことはありますか?

整形に関わる方ならあるのではないでしょうか?



また、整形に関わっていなくても「過去に骨折をしたことのある」方を担当したことのあるセラピストは多いのではないでしょうか?







骨折後の処置としては、ドクターが整復して固定。
ギプスをつけた状態でもリハビリを開始することが多いですよね。

この状態のリハビリでは動かせる範囲で動かして循環を良くしたり、筋力を維持することを目的とします。



ギプスが外れたら関節可動域訓練や筋力訓練、下肢の骨折でしたら荷重訓練などを行います。


これらのリハビリは言うまでもなく非常に重要で、プロトコールに沿ったアプローチは有効であると思います。








しかし外来整形に勤めていると、過去の骨折などが原因となり二次的な症状を呈している方がいます。



過去の手首の骨折が原因で手関節の可動域制限が出ていたり、また肩が挙がらなくなるなんてこともあります。

そのような場合、手首の骨折線に対して治療を施すと改善するケースがあります。






骨折線に対する治療?


そんなことできるの?




と思われるかもしれません。


しかしオステオパシーの本にはこのように書かれています。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



・我々の治療の目的は、人間の正常機能を回復するための妨げとなる構造的問題を取り除き、人間のもつ自然治癒力を最大限に引き出すということである。



・ほとんどの場合、構造的に歪んだものを元の状態に矯正することで身体機能を正常に回復することができる。


・しかし身体機能を回復するために治療を行った結果として、構造的異常も回復することが多い。


・骨折は正常な位置に整復されるが、機能を正常に回復させることはできない。


・治療とは構造的に正しい位置に矯正することと、正しく調和のとれた機能を回復すること、この2つが完全に行われなければならない。


・この2つを比較すると、正しい位置に矯正することよりも、正常機能の回復の方が遥かに重要である。


・それを行うためには、静止状態における身体構造ということを考えて治療を行うだけでなく、人体が動いている状態で捉え治療を行わなければならないということである。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ここで言われている「機能」とは身体内の液体の機能のことであり、
人体が動いている状態とは、人体の律動的なリズム(一次呼吸)のことであると考えられます。





つまり分かりやすくいうと、骨折後に整復だけをしても液の機能は回復せず、機能障害が残る。

しかし、人体の律動的なリズムを調和させることにより構造の障害も改善がみられる。



ということではないでしょうか?

これはあくまでも僕の捉え方なのですが・・・




このような代替医療などの理論には賛否両論あるかと思いますが、実際にこのような視点で行う治療によって劇的な変化が起こることを経験します。









先日行った治療を紹介すると・・・



症例は10年ほど前に左脛骨高原骨折を呈し、手術を行った20代女性。


現在は生活するうえで不便はないものの膝には違和感があり、深屈曲をすると膝に痛みが出ます。

視診でも患部は骨が隆起しており、健側との違いは明らかです。





この方に対し、上記で解説されていたような治療を行い、良好な結果が得られました。



行った治療は

「骨折線をまたいで骨にコンタクトし、律動的な動きを感じ、それぞれの動きが調和するように待つ」

というだけです。






治療後は患部の骨の隆起にも改善がみられ、深屈曲時の疼痛も完全に消失しました。

(治療前後の膝の写真をFacebookページに載せています。)





人体の動きを捉えた状態で

機能に対してアプローチをし

構造までもが変化したケースです。








このケースを紹介したのは、決して「すごいだろ!」と言いたいわけではありません。

このくらい知識と感覚があれば誰にでもできます。







僕が言いたいのは、諦めないで前へ進もうと努力しなければならないということ。


「骨折が原因だし、構造にも異常があるから良くならない」と諦めてはいけないということ。







まだまだ知らない知識はたくさんあるはずですし、磨かなければならない技術があるのです。

確かに難病などを治すというのは現時点では難しいです。



でも、安西先生も言っていましたよね。



「諦めたら、そこで・・・」




おっと、


あまりにも有名なセリフなので僕が書く必要はないでしょう。








皆さん三井寿のような「諦めの悪い男」を目指しませんか?


僕は知識も技術もまだまだです。



1つの技術を突き詰めることは大切です。それを極めれば良くなる患者さんも増えることは間違いありません。
中途半端な技術では「使えない」技術としてどこかへ放り出してしまうでしょう。






しかし、幅広い世界を知ることも大切です。

「これを極めれば全員治る」なんてものがあれば全員やっています。





考えて、考えて、新たな技術を知り、練習して、練習して・・・・




この繰り返しがセラピストとして成長するために大切なことではないかと思います。





開業している方は、クライアントをある程度定めることもできます。

〇〇療法という「商品」を売ることもできますし、それを提供すれば満足は得られるはずです。





しかし、病院(またはクライアントを定めずに開業している方)はそういうわけにはいきません。


担当になったからには、来た患者さんを自分が責任をもって診ていかなければならないのです。








自分の知識に患者さんをあてはめるのではなく、



患者さんを診て、自身が勉強していかなければなりません。





私たちにとって一番の先生とは、患者さんなのです。












かなり話がそれましたが・・・


骨折後の機能障害に対しても治療できるということ。

知らなかった方は、希望を持てませんか?



私たちの仕事には可能性があると思います。

人間の身体の可能性は無限であると思います。


学術的には解明できなくても、改善を見込めるケースは多く存在します。




しかし、それを行うには感覚の良さも必要です。



感覚を良くするための努力も必要になりますし(特に僕のように感覚の良くない方は)

やらなければいけないことは沢山あるわけです。




様々なセミナーに行く方に対して「セミナージプシー」などと言う言葉もあります。

「行って満足」では当然いけないと思います。


けれど、多くの知識をつけることで関連性を見いだし、新たなひらめきや診方などを手に入れることができるのでしょう。



僕はそのような方を尊敬しますし、皆さんに追いつけるよう努力しなければといつも気が引き締まる思いです。




なんだかよくわからない内容のブログになってしまいましたが・・・


では!!



【NEW!!アナウンス】




【機能障害に対するリハビリテーション開始前に考えるべきポイント】
   ~解剖・生理・運動学に基づいた臨床展開~


今回の勉強会では若手セラピスト向けに、教科書的思考からの脱却を目指して臨床に即した考え方を学んで頂きます。

関節可動域制限や筋力低下に対する評価・アプローチは学生時代にも習ったかと思いますが、それだけでは臨床では効果が中々出ません。
その理由は、筋力低下や可動域制限というのは結果でしかないからです。
その機能障害を引き起こした原因を探し、アプローチしていく必要があります。

みなさんは1本の肋骨のわずかな歪みによって、筋力が発揮されなくなることをご存知ですか?
アライメントを僅かに修正するだけで、ストレッチなどを施さなくても緊張が解放され、関節可動域が改善されることをご存知ですか?

筋力低下や関節可動域制限を引き起こす原因を、解剖・生理・運動学をベースに考えて学んでみませんか?



‐演題‐

第1部 14:00~15:30 “筋力訓練以前に確認しなければならない5つのポイント ~原因探求とMMTの応用法~”
佐々木 隆紘 先生

第2部 15:40~17:10 “バイオメカニクスからみた姿勢と動作 〜関節の動きを考え、姿勢とリンクさせる〜” 
加藤 秀和 先生

平成25年12月14日(土)14:00~17:10
場所:東馬込しば整形外科
費用:4000円
定員:20名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)

※同日夜に行われる、みんなの輪大忘年会にご参加の方は、本勉強会費を2000円で案内させていただきます。

【お申し込み】
コチラ





【解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技】



学生時代に学んだ解剖学の知識を臨床に活かせていますか?

自分の学んだテクニックを最大限活用する。

臨床において最も重要な、“ヒトの診方”や“考え方”を学ぶ事で適切な治療手技の選択する事が可能となります。


解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技をテーマに、全5回のセミナーです。

本コースは養成校やリハビリ関係のセミナーでは教えてもらえない“人間の組織の質感”を感じ取りながら、テクニック以前に必要な臨床での考え方や組織の状態把握など、セラピストとしてのベースアップになるような内容になっています。それらを理解したうえで組織にアプローチを施しす実技練習も十分に行いますので、より臨床に即した手技を身につける事ができます。


より臨床的な解剖生理学の活かし方をお伝えします。



【プログラム】


平成25年11月23日(祝)
10:00〜15:00


~各論④ 評価編~



【内容】
姿勢から制限部位の予測
筋膜制限の評価
液体的視点から制限部位の見つけ方
組織との対話
優先順位のつけ方

その他、実技を進めていく上で必要と思われる評価・治療法は随時お伝えします。


【会場】
東京都内施設
詳細は、お申込者様に追って連絡差し上げます。

【受講費】
 10,000円

【定員】
 20名


【お申し込み】
コチラ







【女性限定】内部環境調整セミナー
   〜骨盤・股関節を中心に〜



患者様の訴えるむくみや冷えを放置してしまってはいませんか?
むくみや冷えとは一体どのようにして起こるのか?
どの様にすれば、むくみを防ぎ治療効果を向上させることが出来るのか…

それは、患者様の内部環境に目を向け、むくみや冷えを引き起こしている原因を見つけ出し、そこに対してアプローチしていかなければいけません。

今回は、股関節や骨盤帯を中心に身体内部環境を整えるために必要な
☑機能解剖
☑内部環境の調整法
☑股関節・骨盤帯機能の調整法
を学びます。

内部環境を調整したうえで、より機能的な骨盤・股関節にするための調整法も併せて行う事でこれまでよりも1歩踏み込んだ骨盤周囲の機能改善を目指します。


【日時】
2013年11月25日(月)
    12月9日(月)
いずれも 19:00~21:00


【場所】
墨田区周辺施設


【講師】
 熱海優季 先生

【お申し込み】
 コチラ



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Author:みんなの輪~未来リハ研究会~
当会の目的

1.縦の繋がりはもちろん、同世代のセラピストの横の繋がりを構築する。

2.個々のレベルアップの場とし、日々の臨床・研究・教育の場で活かす。

3.他分野の方との、繋がりを作る。


職種を超えた輪を作り、より良い未来を創っていきたいと思っております。

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