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頭蓋下顎関節②
こんにちは。
水曜担当の中村です。
前回はCM関節の概要について書きました。
今回はその機能解剖について書きたいと思います。
頭蓋骨や下顎骨の周りにある筋、関節は四肢体幹に比べてなじみがないかもしれません。
ただ、前回話した通り非常に大切な部位なので知っておく必要があります。
CM関節は側頭骨の下顎窩と下顎骨の下顎頭から構成される関節です。
頭蓋で唯一の可動結合とされています。
関節面は線維軟骨で覆われています。
また、関節円板と呼ばれる軟骨組織によって上下に分けられています。
顎関節を包む関節包は緩く、関節包の外に外側靭帯がつき直接関節を補強しています。
他にも蝶下顎靭帯・茎突下顎靭帯がつき、関節を間接的に補強しています。
CM関節の運動は下顎骨の上下運動・前後運動・左右運動があります。
上下運動は挙上と下制であり、関節円板と下顎頭との間で行われる運動です。
開口、閉口運動がこれにあたります。
挙上は主に咬筋と側頭筋、下制は主に外側翼突筋の活動により起こります。
前後運動と左右運動は前後左右への並進運動であり、側頭骨と関節円板の間で行われる運動です。
前進運動は主に外側翼突筋、後進運動は主に側頭筋の活動により起こります。
左右への並進運動は主に同側の側頭筋と咬筋、対側の内・外側翼突筋の活動により起こります。
CM関節ではこれらの複合運動が起こり、咀嚼や姿勢制御といった機能を担っています。
今日はこのくらいで失礼します。
次回はCM関節の安定位と評価について書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
【アナウンス】
整形外科領域における動作分析からのトータルアプローチ
~構造的にヒトの身体を捉え、動きに着目した全身へのアプローチ~
今回の勉強会では…
・身体重心とヒトの動き方全身との関係
・関節の機能解剖
・身体重心と関節機能の関係
・歩行動作の見るべきポイント
・姿勢と動作の関係
・背臥位姿勢から予測できる動き方
について学べます。
以上の事を踏まえて、これまでの動作分析やアプローチを行ってみてください。
これまでの臨床とは違った結果が得られるかもしれません。
‐演題‐
第1部 10:00~12:30 “姿勢から動きを考える~背臥位と歩行の関係~”
稲垣 郁哉 先生
第2部 13:30~16:00 “身体重心からみる関節機能障害”
見山 明 先生
平成25年10月27日(日)10:00~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名
水曜担当の中村です。
前回はCM関節の概要について書きました。
今回はその機能解剖について書きたいと思います。
頭蓋骨や下顎骨の周りにある筋、関節は四肢体幹に比べてなじみがないかもしれません。
ただ、前回話した通り非常に大切な部位なので知っておく必要があります。
CM関節は側頭骨の下顎窩と下顎骨の下顎頭から構成される関節です。
頭蓋で唯一の可動結合とされています。
関節面は線維軟骨で覆われています。
また、関節円板と呼ばれる軟骨組織によって上下に分けられています。
顎関節を包む関節包は緩く、関節包の外に外側靭帯がつき直接関節を補強しています。
他にも蝶下顎靭帯・茎突下顎靭帯がつき、関節を間接的に補強しています。
CM関節の運動は下顎骨の上下運動・前後運動・左右運動があります。
上下運動は挙上と下制であり、関節円板と下顎頭との間で行われる運動です。
開口、閉口運動がこれにあたります。
挙上は主に咬筋と側頭筋、下制は主に外側翼突筋の活動により起こります。
前後運動と左右運動は前後左右への並進運動であり、側頭骨と関節円板の間で行われる運動です。
前進運動は主に外側翼突筋、後進運動は主に側頭筋の活動により起こります。
左右への並進運動は主に同側の側頭筋と咬筋、対側の内・外側翼突筋の活動により起こります。
CM関節ではこれらの複合運動が起こり、咀嚼や姿勢制御といった機能を担っています。
今日はこのくらいで失礼します。
次回はCM関節の安定位と評価について書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
【アナウンス】
整形外科領域における動作分析からのトータルアプローチ
~構造的にヒトの身体を捉え、動きに着目した全身へのアプローチ~
今回の勉強会では…
・身体重心とヒトの動き方全身との関係
・関節の機能解剖
・身体重心と関節機能の関係
・歩行動作の見るべきポイント
・姿勢と動作の関係
・背臥位姿勢から予測できる動き方
について学べます。
以上の事を踏まえて、これまでの動作分析やアプローチを行ってみてください。
これまでの臨床とは違った結果が得られるかもしれません。
‐演題‐
第1部 10:00~12:30 “姿勢から動きを考える~背臥位と歩行の関係~”
稲垣 郁哉 先生
第2部 13:30~16:00 “身体重心からみる関節機能障害”
見山 明 先生
平成25年10月27日(日)10:00~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名
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