2017-08

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足関節背屈制限を考える①

こんにちは。

月曜担当の佐々木です。


今、4日間のセミナーの真っ最中で疲れ果てています。。今日は最終日!




と言っても、これは予約投稿なので書いているときはまだ始まっていませんが!!


でもまぁ疲れているでしょう。

そしてレベルアップできているかな・・・






今日から臨床に“即”実践できるポイントを書いていきたいと思います。
特に新人さんなど若手療法士の方の参考になればと思います。


あくまでも、記事の内容を患者さんにあてはめたりせず、しっかり目の前の患者さんを診てくださいね。


その上で、内容をヒントにしてもらえたらと思います。





今日は足の背屈制限について。



背屈制限をもつ患者さんは臨床で非常に遭遇することが多いと思います。

足の背屈制限は二足歩行を行う人間にとって、かなり大きな影響を与えますね。



歩行にて前方へ推進するためには、距腿関節の背屈可動域はターミナルスタンスで10°必要
さらに中足指節関節の伸展角度も30°必要となります(プレスイングでは60°)


この可動域が確保されていない場合、代償動作が観察されてきます。

例えばtoe-outさせることで、前方への推進を背屈の代わりに回内にて代償したり(扁平足になりますね)



すると、膝関節や股関節に加わるメカニカルストレスや筋活動も変化してきますので、痛みに繋がりますし他の関節の機能障害をも引き起こしますね。


こうやって、局所の制限というのは全身に影響を与えるのですね。






話が少し飛躍しましたが、今回お伝えしたいのは・・・



背屈の可動域訓練で、下腿三頭筋のストレッチばかりやっていませんか?

ということです。





確かに学校ではそうやって習いました。参考書にも短絡的にそう書かれているものもあります。


しかし、皆さんの知識があれば下腿三頭筋だけが制限を起こす因子ではないことは分かるはずです。




今日は足に限定して、2箇所のキーポイントを紹介します。



1.内果後方


2.足底





1.に関してですが、下腿の深後区画の筋群(TP,FHL,FDL)らは内果の後方を通ってから角度を急激に変えて足底へと回り込むような走行をしています。

そしてそこには屈筋支帯が存在します。

組織の制限というのは、急激に走行角度の変わる部位いくつもの線維が交差する部位におこりやすいのです。これらの部位には摩擦によるストレスが加わりやすいですからね。熱が発生すると組織は変性します。

よって、内果後方の部位というのは組織の制限が非常に起こりやすい部位であると言えます。

外果にも同様のことが言えますが・・・





2.に関してですが、背屈制限の際に距骨がすべらないことによる制限を感じる方も多いと思います。
背屈には距骨が果間窩に滑り込む必要があるのです。ではそれが制限される理由とは何でしょうか?
そのうちの一つに足底筋膜の緊張が挙げられます。

足底筋膜+アキレス腱の緊張が高いと、後方から踵骨を介して距骨を前方に押し出すような力が加わります。
弓矢のイメージを持っていただくと分かりやすいかと思います。

スライド2

このような緊張により距骨は前方へと押し出されてしまいます。
そのため背屈時に距骨のすべり運動が阻害され、結果的に背屈運動が制限されることがあります。







今日紹介した2点は非常に臨床では多いケースではあります。
しかし、これも一例です。


しっかり自分自身の評価で根拠を持ってアプローチしなければ、結果は出ません。

それより、悪化させることだってあります。



過剰なストレッチは伸張性の筋力低下を起こしますし、組織の正常な機能というものを壊す恐れがあります。


“背屈制限→下腿三頭筋のストレッチ”という流れでは、患者さんを悪化させてしまうのです。




症状からアプローチを決めるのではなく、しっかりと自分自身の感覚で相手の身体と対話して制限部位を見極め、アプローチすることが重要になります。




可動域改善を目的にアプローチするのに大切な事は


①相手の組織の状態をしっかり把握し、制限部位を特定

②適切な力を特定した部位にかけ、マニュピレーション


おおまかにこの2つではないでしょうか?



相手の身体の組織の状態を読み取るというのは本当に大切なことです。

それに関しては実技中心のセミナーも開催しておりますので、学びたい方はぜひご参加ください。


解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技




色々と書きましたが、解剖学を確認しながら様々な可能性を考えてアプローチしなければいけないということです。

患者さんは常に情報を発信していて、私たちに教えてくれています。
それをしっかりキャッチできる感性がセラピストには求められるのでしょう。



では。



【アナウンス】



【整形外科領域における動作分析からのトータルアプローチ】
~構造的にヒトの身体を捉え、動きに着目した全身へのアプローチ~



今回の勉強会では…

・身体重心とヒトの動き方全身との関係
・関節の機能解剖
・身体重心と関節機能の関係
・歩行動作の見るべきポイント
・姿勢と動作の関係
・背臥位姿勢から予測できる動き方

                  について学べます。


以上の事を踏まえて、これまでの動作分析やアプローチを行ってみてください。
これまでの臨床とは違った結果が得られるかもしれません。



‐演題‐

第1部 10:00~12:30 “姿勢から動きを考える~背臥位と歩行の関係~”
稲垣 郁哉 先生
第2部 13:30~16:00 “身体重心からみる関節機能障害”
見山 明 先生


平成25年10月27日(日)10:00~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


※10月1日までのお申し込み、もしくはお二人様以上同時のお申し込みの方には
限定で、演者である見山明先生のこれまでの臨床をまとめた発表資料である“個別性へのアプローチ”をプレゼント致します。


【お申し込み】
コチラ









【解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技】



学生時代に学んだ解剖学の知識を臨床に活かせていますか?

自分の学んだテクニックを最大限活用する。

臨床において最も重要な、“ヒトの診方”や“考え方”を学ぶ事で適切な治療手技の選択する事が可能となります。


解剖学に基づいたヒトの診方と治療手技をテーマに、全5回のセミナーです。

本コースは養成校やリハビリ関係のセミナーでは教えてもらえない“人間の組織の質感”を感じ取りながら、テクニック以前に必要な臨床での考え方や組織の状態把握など、セラピストとしてのベースアップになるような内容になっています。それらを理解したうえで組織にアプローチを施しす実技練習も十分に行いますので、より臨床に即した手技を身につける事ができます。


より臨床的な解剖生理学の活かし方をお伝えします。



【プログラム】

平成25年9月22日(日)
10:00〜15:00


~各論② 上肢・胸郭編~

現代人は手部を用いた細かい作業が多くなってしまいます。
手部を利用するためにヒトの身体は胸郭を固定し安定性を得ます。その固定が周辺組織を固くしてしまい、障害を引き起こす場合があります。

また、手部の利用に癖や偏りがあると、手部~肘~肩など硬さが伝わり可動域制限を引き起こします。特に肩関節は手部へのアプローチで可動域が改善する事もありますので、関連は大きいです。

これらの様な場合、特に硬さのある組織を治療し改善させなければ根本的な治療にはなりません。そこで今回は各組織への治療方法を学び、技術のレベルアップへと繋げていただきたいと思います。


上肢・胸郭評価とリリーステクニック
基礎練習
上肢の関節
胸郭
解剖学的重要部位(靭帯・筋膜などを含む)
(※進行状況によって変更することがあります)


【会場】
東京都内施設
詳細は、お申込者様に追って連絡差し上げます。

【受講費】
 10,000円

【定員】
 20名


【お申し込み】
コチラ



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