痛みの話
こんばんは。
水曜担当の中村です。
今日から痛みについて話していきたいと思います。
まず、IASPによると痛みとは「実際に組織損傷が起こったか、または組織損傷の可能性があるとき、またはそのような損傷を表す言葉によって述べられる不快な感覚および情動体験」とされています。
痛みの難しいところはROM制限や筋力低下と違って主観的であるということです。
実際には痛くなさそうに見えても、患者さんが痛いと言えば痛みになってしまいます。
これが厄介なところなんですねぇ~、えぇ~。
ちなみに皆さんは急性痛と慢性痛の違いってご存知ですか?
急性痛とは痛覚受容器の興奮によって起きており、人体の警告信号です。これは組織の傷害をさします。
対して慢性痛とは神経系の可塑的異常によって起きており、警告信号としての意義はありません。これらの代表としてCRPS、幻肢痛、PHNなどがあります。
つまり、慢性痛のリハビリでは単純に炎症を抑えるとかメカニカルストレスを軽減させるだけでは不十分で、原因となっている神経系(主に脳)に変化が起きないとなかなか効果が得られないと思われます。
今日はこのくらいにしておきます。
よ~し、明日も臨床や~るぞ~
ありがとうございました。
中村祐太
水曜担当の中村です。
今日から痛みについて話していきたいと思います。
まず、IASPによると痛みとは「実際に組織損傷が起こったか、または組織損傷の可能性があるとき、またはそのような損傷を表す言葉によって述べられる不快な感覚および情動体験」とされています。
痛みの難しいところはROM制限や筋力低下と違って主観的であるということです。
実際には痛くなさそうに見えても、患者さんが痛いと言えば痛みになってしまいます。
これが厄介なところなんですねぇ~、えぇ~。
ちなみに皆さんは急性痛と慢性痛の違いってご存知ですか?
急性痛とは痛覚受容器の興奮によって起きており、人体の警告信号です。これは組織の傷害をさします。
対して慢性痛とは神経系の可塑的異常によって起きており、警告信号としての意義はありません。これらの代表としてCRPS、幻肢痛、PHNなどがあります。
つまり、慢性痛のリハビリでは単純に炎症を抑えるとかメカニカルストレスを軽減させるだけでは不十分で、原因となっている神経系(主に脳)に変化が起きないとなかなか効果が得られないと思われます。
今日はこのくらいにしておきます。
よ~し、明日も臨床や~るぞ~
ありがとうございました。
中村祐太
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摂食嚥下機能が姿勢へと及ぼす影響
こんにちは、本日で2回目の更新となります。
今回は、【摂食嚥下が姿勢に及ぼす影響】について考えてみたいと思います。
皆さんは、常に頸部周囲の過剰な筋緊張亢進を呈し座位保持も困難な方を見たことがありませんか。
私は、一般病棟以外に療養病棟がある病院に勤務しています。
そのため、中枢神経障害を呈し背臥位においても頸部周囲筋の過剰な緊張の亢進されている方と臨床で非常に多く出会います。
そのような方に対して、姿勢を調節するためのアプローチ方法は数多く存在します。
反射反応を考慮した徒手的な介入もそうですし、シーティングユニットを使用する方法それ以外に数えきれない程のアプローチ方法が存在します。
数ある介入方法の中で今回は、【摂食嚥下の機能構造】から姿勢を考えてみたいと思います。
摂食嚥下にまつわる機能の中で今回は、筋骨格系に絞って考えたいと思います。
摂食嚥下にまつわる筋は数多く存在していますが基本的には、頸部の前面に付着しているます。
そして、起始停止にかんして言えば、
「肩甲骨」・「鎖骨」・「下顎」・「甲状軟骨」・「舌骨」
に付着しています。
今あげた、起始停止部のなかかで肩甲骨・鎖骨は聞き慣れた単語ですよね。
とくに胸椎から頸椎のアライメントを考慮すると
肩甲帯の胸郭および脊柱に対する位置関係って非常に重要です。
嚥下筋の筋萎縮や麻痺、過緊張などの影響にて
肩甲骨鎖骨が不良姿位となり胸椎の随意性の低下が生じてしまう。
結果
頸部 ー 肩甲骨 ー 体幹と支持性・随意性の低下が生じてしまうとかんがえられます。
体幹が安定すれば四肢が自由になるということはよく言われています。
その逆も当然あり、頸部周囲の状態が肩甲帯のアライメント不良を引き起こし
結果
不良姿勢を作り出してしまうということです。
次回、摂食嚥下から見た姿勢にたいする、アプローチの一考について更新したいと思います。
今日はこの辺で!
10月14日(日)
第8回 みんなの輪~未来リハ研究会~
今年最後の勉強会です!行動するなら2012年のうちが重要と巷では言われています。まだ若干名募集しております。新たな自分と出会いたい!というセラピストはぜひご参加ください!
12月8日(土)
みんなの輪×EPoc合同交流会
渋谷にて行います。現在40人以上の方から参加希望をいただいており、今後も増えることが考えられます。多くのセラピストと繋がりを作る絶好の場となりますので、みなさまにご参加いただけたらと思います。豪華景品が当たるゲームも開催決定!!
どちらも詳細はHPに→http://minnnano-wa.jimdo.com/
今回は、【摂食嚥下が姿勢に及ぼす影響】について考えてみたいと思います。
皆さんは、常に頸部周囲の過剰な筋緊張亢進を呈し座位保持も困難な方を見たことがありませんか。
私は、一般病棟以外に療養病棟がある病院に勤務しています。
そのため、中枢神経障害を呈し背臥位においても頸部周囲筋の過剰な緊張の亢進されている方と臨床で非常に多く出会います。
そのような方に対して、姿勢を調節するためのアプローチ方法は数多く存在します。
反射反応を考慮した徒手的な介入もそうですし、シーティングユニットを使用する方法それ以外に数えきれない程のアプローチ方法が存在します。
数ある介入方法の中で今回は、【摂食嚥下の機能構造】から姿勢を考えてみたいと思います。
摂食嚥下にまつわる機能の中で今回は、筋骨格系に絞って考えたいと思います。
摂食嚥下にまつわる筋は数多く存在していますが基本的には、頸部の前面に付着しているます。
そして、起始停止にかんして言えば、
「肩甲骨」・「鎖骨」・「下顎」・「甲状軟骨」・「舌骨」
に付着しています。
今あげた、起始停止部のなかかで肩甲骨・鎖骨は聞き慣れた単語ですよね。
とくに胸椎から頸椎のアライメントを考慮すると
肩甲帯の胸郭および脊柱に対する位置関係って非常に重要です。
嚥下筋の筋萎縮や麻痺、過緊張などの影響にて
肩甲骨鎖骨が不良姿位となり胸椎の随意性の低下が生じてしまう。
結果
頸部 ー 肩甲骨 ー 体幹と支持性・随意性の低下が生じてしまうとかんがえられます。
体幹が安定すれば四肢が自由になるということはよく言われています。
その逆も当然あり、頸部周囲の状態が肩甲帯のアライメント不良を引き起こし
結果
不良姿勢を作り出してしまうということです。
次回、摂食嚥下から見た姿勢にたいする、アプローチの一考について更新したいと思います。
今日はこの辺で!
10月14日(日)
第8回 みんなの輪~未来リハ研究会~
今年最後の勉強会です!行動するなら2012年のうちが重要と巷では言われています。まだ若干名募集しております。新たな自分と出会いたい!というセラピストはぜひご参加ください!
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みんなの輪×EPoc合同交流会
渋谷にて行います。現在40人以上の方から参加希望をいただいており、今後も増えることが考えられます。多くのセラピストと繋がりを作る絶好の場となりますので、みなさまにご参加いただけたらと思います。豪華景品が当たるゲームも開催決定!!
どちらも詳細はHPに→http://minnnano-wa.jimdo.com/