2017-10

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哲学④

こんばんは。
水曜担当の中村です。


ソチオリンピックが閉幕しましたね。


今回のオリンピックは長野オリンピック以来のメダルの多さだったみたいです。


中でも10台の若い選手の活躍が目立ったような気がします。


今後はもっと我々理学療法士がこの分野に貢献できていければいいなと思いました。


また4年後が楽しみです。




そんなところで、前回は『哲学③』というタイトルで3つ目と4つ目の哲学である『潜在能力を導く』、『全体像をとらえる』について書かせていただきました。




さて、今回もPNFの哲学の続きで、最後の5つ目の哲学である『運動制御と運動学習理論の利用』についてお話しします。


今日はその中でも運動制御について書きます。


『運動制御』には、4つの段階があります。


第1段階は、運動性(Mobility)です。


これは、ある姿勢になる能力のことを指します。


坐位で例えると、坐位になる能力のことです。


なので必然的に可動域などがメインになります。



第2段階は、安定性(Stability)です。


これは、ある姿勢を保持する能力のことを指します。


坐位で例えると、坐位を保持する能力のことです。


なので必然的に筋活動が要求されてきます。



第3段階は、安定性のもとでの運動性(Mobility on Stability)です。


これは、姿勢を維持して動く能力のことを指します。


坐位で例えると、坐位で重心移動を行う能力のことです。



第4段階は、技術(Skill)です。


これは、安定した姿勢で機能的な活動を行う能力のことを指します。


坐位で例えると、坐位で食事など行う能力のことです。


なので必然的に協調性が要求されてきます。



これが、運動制御の段階です。




これは小児の運動発達の過程でも同様です。


例えば、小児が歩行を獲得するまでの運動発達をみていくと、つかまり立ち→立位保持→一歩出す→歩くというような流れになっています。



リハビリの現場でも、坐位保持ができていない人に、いきなり坐位で食事練習はしないと思います。



この段階を考慮せず動作練習を行ってしまうと、動作が獲得できなかったり、できたとしても代償運動が生じてきてしまいます。



そのため、動作を獲得していく上では、運動制御の段階はとても大切になってきます。



これがPNFの哲学の一つである『運動制御理論の利用』です。




今日はこのくらいで失礼します。


次回もPNFの哲学の続きを書きたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




【アナウンス】


※残席が少なくなってきています。
~ステップアップセミナー~

【女性限定】内部環境調整セミナー


【脳血管障害における姿勢と動作の再構築】


【「骨盤・体幹部」「頚部・胸郭」の重要ポイントと評価・治療 】






電子書籍「若手セラピストのための整形外科アプローチ」好評発売中!

《監修》
松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
輪違 弘樹(株式会社エバーウォーク)

《執筆者一覧》
上田 泰久(文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科助教)
『姿勢・動作分析から展開する頚椎疾患の理学療法』


松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
『動作に影響する経絡アプローチ』

加藤 秀和(株式会社エバーウォーク)
『骨盤帯・胸郭から考える肩関節疾患』


佐々木 隆紘(二宮整形外科皮フ科)
『足関節捻挫後のアプローチ〜自然治癒力を引き出す〜』


磯谷 隆介(医療法人社団遼山会関町病院
)
『肩関節疾患における肩甲帯の動きを大腰筋から構築する』

稲垣 郁哉(広尾整形外科リハビリテーション科)
『上肢運動連鎖と理学療法』


今井 良輔(済生会 若草病院
)
『膝関節の過伸展を伴う不良姿勢に対するセルフエクササイズ』

《ブックデザイン・イラスト》
西嶋 大樹(SESSION)

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哲学③

こんばんは。
水曜担当の中村です。


先週末に引き続き、週末の東京はまた大雪でした。


こうなると交通網は大混乱です。


足元が悪い中の通勤・通学は大変だと思いますが、気をつけて移動してください。




そんなところで、前回は『セミナー報告』というタイトルで書かせていただきました。


次の第2回は基本動作の促通を実技中心に行う予定です。


前回参加できなかった方も、第1回の内容について復習時間を設けるつもりでいますので、よろしくお願いします。




さて、今回はPNFの哲学の続きで、3つ目と4つ目の哲学である『潜在能力を導く』、『全体像をとらえる』についてお話しします。



『潜在能力を導く』にはいくつかの要素があります。


その要素とは、

・潜在能力と資質への気づき
・集中的トレーニング、反復と変化(肢位、活動、環境を変える)
・自主トレーニング、プログラム(ホームプログラム、家族を含め)
・参加レベルへ汎化させる

などがあります。



これはチームアプローチや自主トレーニングを重視しながら集中的治療を行うことで、患者さんの潜在的な可能性を引き出していくということです。




もう一つの『全体像をとらえる』にもいくつかの要素があります。


その要素とは、

・直接的、間接的な評価と治療
・環境と個人的要素

などがあります。



これはICFの概念に則り、患者さんを全人格的に把握するということです。



これがPNFの哲学の一つである『潜在能力を導く』、『全体像をとらえる』です。




今日はこのくらいで失礼します。


次回もPNFの哲学の続きを書きたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




【アナウンス】


【頭頸部におけるリハビリテーションの基礎から臨床応用】
   ~慢性痛治療から頭頸部と全身の関係性~


頭頸部の治療に苦手意識を感じていませんか?


以下にあてはまる項目がある方には本勉強会に参加されることを強くオススメ致します。

☑どのような患者様に対しても同じような治療になってしまう。

☑「今さら聞けない」基本的な知識の確認、勉強をしたい。

☑基礎知識を臨床に応用する方法がわからない。

☑頸部痛に対しての治療方法を知りたい。

☑頭頸部の動きをどのように見ていいかわからない。

☑職場環境から、自身の考え方を発信・共有できる仲間が少ない。
                  

今回の勉強会では頭頸部に焦点を当て、慢性痛に対するアプローチを運動療法・徒手療法のみでなく、
『患者様が療法士になれる』自己効力感を与えるアプローチ方法について考えていきます。
また、頭頸部・眼球運動から全身に与える影響について解剖生理学・運動学を用いて学習していきます。



これまで触れてこなかった頭頸部に対するリハビリテーションを体感しませんか?


‐演題‐

第1部 10:30~12:30 〝眼球運動と頭頸部アライメントに着目したアプローチ ~慢性期からスポーツリハビリテーションまでの応用~”
加藤 秀和 先生


第2部 13:40~15:40 『患者様が療法士になれる』自己効力感を与える慢性痛理学療法 〜頭頸部編〜
江原 弘之 先生


平成26年2月23日(土)10:30~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


【お申し込み】
コチラ




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哲学②

こんばんは。
水曜担当の中村です。


ここ数日は暖かかったり、寒かったりする日が続いていますね。


まだインフルエンザも流行っているみたいなので気をつけましょう。




そんなところで、前回は『哲学①』というタイトルで書かせていただきました。


哲学の一つであるポジティブアプローチには、いくつかの要素があるという話をしました。


例えば、

・患者さんの良い面にも目を向けること
・難易度の低い練習から開始すること
・強い部位から弱い部位に対して働きかけて治療すること

などがあります。


この考え方はPNFコンセプトの特徴でもあり、この考え方に則って行っていればパターンを使用していなくてもPNFアプローチを行っているということになると思います。




さて、今回はPNFの哲学の続きで、2つ目の哲学である『機能的アプローチ』についてお話しします。


機能的アプローチにもいくつかの要素があります。


その要素とは、

・ICFの利用
・最善の機能的レベル
・機能を重視した評価と治療

などがあります。



ICFの利用というのは、ICFの概念に則り、患者さんの機能的活動を評価するということです。



最善の機能的レベルや機能を重視した評価と治療というのは、あくまで日常生活で行われている機能的活動を重視して評価・治療を行うということです。


機能的活動を一つ一つの要素に分解して、それぞれの動作や活動と関連させていきます。


例えば、歩行という活動を分解して、その歩行に必要な要素としての寝返り動作や座位での重心移動などを行うことで、最終的に歩行能力改善を図っていきます。


要するに、課題志向型アプローチということです。


これがPNFの哲学の一つである『機能的アプローチ』です。




今日はこのくらいで失礼します。


次回は、今週末にあるセミナーの報告をさせていただきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



【NEW!!アナウンス】


【頭頸部におけるリハビリテーションの基礎から臨床応用】
   ~慢性痛治療から頭頸部と全身の関係性~


頭頸部の治療に苦手意識を感じていませんか?


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☑頭頸部の動きをどのように見ていいかわからない。

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今回の勉強会では頭頸部に焦点を当て、慢性痛に対するアプローチを運動療法・徒手療法のみでなく、
『患者様が療法士になれる』自己効力感を与えるアプローチ方法について考えていきます。
また、頭頸部・眼球運動から全身に与える影響について解剖生理学・運動学を用いて学習していきます。



これまで触れてこなかった頭頸部に対するリハビリテーションを体感しませんか?


‐演題‐

第1部 10:30~12:30 〝眼球運動と頭頸部アライメントに着目したアプローチ ~慢性期からスポーツリハビリテーションまでの応用~”
加藤 秀和 先生


第2部 13:40~15:40 『患者様が療法士になれる』自己効力感を与える慢性痛理学療法 〜頭頸部編〜
江原 弘之 先生


平成26年2月23日(土)10:30~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


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松下 祐也(エターナル株式会社代表取締役、SESSION理事代表
)
『動作に影響する経絡アプローチ』

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『骨盤帯・胸郭から考える肩関節疾患』


佐々木 隆紘(二宮整形外科皮フ科)
『足関節捻挫後のアプローチ〜自然治癒力を引き出す〜』


磯谷 隆介(医療法人社団遼山会関町病院
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『肩関節疾患における肩甲帯の動きを大腰筋から構築する』

稲垣 郁哉(広尾整形外科リハビリテーション科)
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哲学①

こんばんは。
水曜担当の中村です。


最近はノロウイルスに関するニュースが多いですね。


ノロウイルスはほとんどが経口感染なので、手洗い・うがいを積極的にするようにしましょう。



前回は『促通とは』というタイトルで書かせていただきました。


促通とは、伝達されるインパルスの通過によって神経組織の中に効果が生じ、動作・機能を遂行することが容易になることです。つまり、刺激に対して反応しやすくなることです。


その促通には、空間的加重と時間的加重があります。


PNFコンセプトでは、これらの神経生理学的背景に基づき、治療を行います。



そんなところで、今回はPNFの哲学について書いていきたいと思います。


以前に「PNFはテクニックではなくコンセプトです」とお話ししたと思います。


それは、哲学という考え方が存在するからです。


今日はその哲学の一つである『ポジティブアプローチ』についてお話しします。



ポジティブアプローチにはいくつかの要素があります。


その要素とは、

・プラス思考の評価と治療
・達成可能な活動から開始
・成功を得るための準備
・間接的治療
・痛みを起こさない

などがあります。



プラス思考の評価と治療というのは、問題点の改善だけではなく、良い面も評価し、それを伸ばすような治療を行うということです。


例えば、脳卒中片麻痺や切断の患者さんに対して、残存機能を活かしながら生活を向上させていくような考え方です。



達成可能な活動から開始というのは、歩けない人にいきなり歩行練習をするのではなく、まずは寝返りや座位などの難易度の低い練習から開始していくということです。


例えば、脳卒中急性期や手術直後の患者さんに対していきなり歩行練習はしないと思います。


歩行をする前に必要な準備を行います。



間接的治療というのは、弱い部位に対して、その弱い部位の治療ではなく、他の強い部位から弱い部位の改善を促すような治療を行うということです。


例えば、痛みや麻痺がある場合、痛みや麻痺のない部位を用いて痛みや麻痺の治療を行います。



これがPNFの哲学の一つである『ポジティブアプローチ』です。



今日はこのくらいで失礼します。


次回も哲学の続きを書きたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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   ~慢性痛治療から頭頸部と全身の関係性~


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今回の勉強会では頭頸部に焦点を当て、慢性痛に対するアプローチを運動療法・徒手療法のみでなく、
『患者様が療法士になれる』自己効力感を与えるアプローチ方法について考えていきます。
また、頭頸部・眼球運動から全身に与える影響について解剖生理学・運動学を用いて学習していきます。



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第1部 10:30~12:30 〝眼球運動と頭頸部アライメントに着目したアプローチ ~慢性期からスポーツリハビリテーションまでの応用~”
加藤 秀和 先生


第2部 13:40~15:40 『患者様が療法士になれる』自己効力感を与える慢性痛理学療法 〜頭頸部編〜
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平成26年2月23日(土)10:30~16:00
場所:NTT東日本関東病院
費用:8000円
定員:32名(実技を行うため少人数に限定いています。早めに埋まってしまうことがありますのでご了承ください)


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今井 良輔(済生会 若草病院
)
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促通とは

こんばんは。
水曜担当の中村です。


雪こそ降ってはいませんが、毎日寒いですね。


体調を崩さないように気をつけてください。



前回は『感覚刺激』というタイトルで書かせていただきました。


感覚にはいくつか種類があります。


PNFコンセプトでは、これらの感覚受容器をいくつかの原理・手段を用いて刺激していきます。


この刺激の加え方によって反応は異なってきますし、非常に重要なポイントとなります。



そんなところで、今回は促通について書いていきたいと思います。


普段なんとなく“促通”という言葉を使ってしまっていませんか?


促通は単なる筋収縮や自動運動の反復ではありません。



促通とは、伝達されるインパルスの通過によって神経組織の中に効果が生じ、動作・機能を遂行することが容易になることです。


簡単に言ってしまうと、刺激に対して反応しやすくなることです。



促通には二つあります。


一つ目は空間的加重です。


これは、異なった求心性線維を同時に刺激すると、互いに閾下にとどまっていたものが、重なり合って発射することです。


例えば、肩関節を刺激したい場合、肩関節だけでなく体幹や肘関節にも同時に刺激を加えることです。



二つ目は時間的加重です。


これは、同じ求心性線維を短期間で数回刺激を繰り返すと、徐々に発射が起きるようになることです。


例えば、肩関節を刺激したい場合、一回だけでなく何回か連続で刺激を加えることです。



PNFコンセプトでは、これらの神経生理学的背景に基づき、より良い反応を引き出していきます。


これを“促通”といいます。



今日はこのくらいで失礼します。


次回からは哲学について書きたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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みんなの輪~未来リハ研究会~

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