2017-05

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膝関節の腫脹の定量化

第七話 膝関節の腫脹の定量化

おはようございます。木曜日担当の大路です。
今回は、エビデンスを臨床に直結するような情報を共有したいと思います。

膝関節の腫脹の評価は臨床上良く実施します。特に、運動療法の進行には欠かせない評価ではないでしょうか?

代表的なものに膝蓋跳動:patellar tap; ballottement of patella; patellar floating があります。ですが、その感触は感覚的なところがありどれくらい減った、などはセラピストの主観的要素が大分あるかもしれません。

膝関節の腫脹の評価にはまだgold standardと呼ばれるものがないのが現状です。

今回はstroke test1)というものを紹介したいと思います。ご存じの先生も多いかと思いますがご堪忍下さい。


のように内側の腫脹を膝蓋上嚢に集めるように2,3回ストロークする。その後、外側の上方から下にストロークすることによって、腫脹がある場合に膝蓋上嚢に溜まった貯留液が内側に移動し浮き上がります2)。
これら5段階に分けられ
Zero:ストロークで貯留液の浮き上がりはみられない
Trace:ストロークでごくわずかに貯留液による浮き上がりを認める
1+:ストロークで大きな貯留液による浮き上がりを認める
2+:上方にストロークした時点で内側に貯留液による浮き上がりを認める
3+:貯留が著名で貯留液の移動ができない
と定義されています。

Youtubeに簡単な動画もあります。あまり多くの報告はなく、再現性はすごい高いというわけではないのが現状ですが、膝の腫脹の評価に勧められるというエビデンスがあります2)。カルテ記載や患者さんに「炎症は収まりつつあります」と説明するのには使えるのではないでしょうか。

本日はこのあたりで失礼いたします。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

1) Magee DJ. Orthopedic Physical Assessment.Philadelphia, PA: Elsevier Health Sciences;2006.
2)Lynnne PS, Lynn SM. Interrater Reliability of a Clinical Scale to Assess Knee Joint Effusion: J Orthro Sports Physical Therapy;39.12;2009

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